The ONIGUILI Digest- May. 2024
GW、どのように過ごされましたか?連休などもあり、5月も一瞬で過ぎていきました。なかなか気分が上がらず、遅ればせながらの5月の振り返りです。
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今回の目次
1. 5月の振り返り
2. お知らせ
3. 読んだ本
4. 気になっているコト
5. 雑記
✅ Reviewing This Month
インプットの5月
GWの連休で始まった5月。連休中の目標は、「VIVANT」全話、「哀れなるものたち」、「バービー」を観ること、本を最低1冊は読むこと、そして、子を怒らないこと。
連休中、私たち家族は特に予定を立てず、出掛けた先と言えば寝屋川市にある妹家族のおうち程度。ただ、ホテル以外に誰かの家に泊まるという行為は、子どもにとっては初めての出来事で、大好きなおばあちゃんとも一緒にお泊まりできて大いに楽しんだのではないかと思う。
連休をほぼ予定なしで過ごした代わりに、次の週末に2泊で京都へ行った。
渡米前に神戸に2年、帰国後また関西へ住み始めて現在4年目。関西在住計5年ほどになるが、初めてKYOTOGRAPHIEへ行った。今回は初めてということで、夫と私の分のミニパスポートを購入。川内倫子展の多数の柔らかな写真とバランスのいいレイアウトとは打って変わり、薄暗い階段を通る地下からの移動や奇抜な題材、コラージュなどの手法が興味深かったヴィヴィアン・サッセン展。そして無料で観覧できたBirdhead展は、会場、アートともにとても好みだった。
KYOTOGRAPHIEを回る他にも「金曜ロードショーとジブリ展」へ行ったり、おそらく10年ぶりくらいに訪れた恵文社では、韓国語と英語のみで書かれた「so.dosi」という雑誌に出会えた。
さて、少し前から「源氏物語」に興味があることはこのDigestでも書いたことがある。好きなイラストレーター・yasuo-rangeさんが装丁を手掛けていたからだ。1巻だけ購入し、他の本と同じように積んでいたところ、ちょうど案件の撮影で滋賀県へ出向く用事ができた。現場へ行くかどうかは自分の判断に任されていて、私は迷いつつも行く選択をしたのだ。と、ここで再度現場の位置をGoogleMapで見てみると、近くに星が付いた場所が。ここ何年も、行きたい場所にはとりあえず星を付けておくことをしており、この場所も例に漏れず、訪れることなく何年も星だけ付けっぱなしになっていた場所だった。そこは「石山寺」。なぜ星を付けたのか思い出せない。お寺の名前を見てもいまいちピンとこない。そして、お寺のウェブサイトを見て、またしてもタイミングに感謝をしたのだ。
様々な文学作品にも登場していると言われ、あの紫式部も、この石山寺にて源氏物語の着想を得たとされている。ここにきてようやく、今年の大河ドラマが紫式部を題材にしていることを思い出す。星を付けた当時はこんなことには微塵も興味がなかったはずで、時を経て、読み書き、そして源氏物語を実際に手に取ったまさにこのタイミングである。しかも、行く機会もほとんどなかったであろう大津市に、まさに行く用事ができるなんて。何かのお導きかよ?とさえ思ってしまった。
肝心の石山寺であるが、階段を上りつめた先にある珪灰石と言われる岩々、そしてもちろん本堂も素晴らしかったのだが、私としては一番最後に出向いた八大龍王社の佇まいに圧倒された。今年の大河ドラマのこともあり、いま旬な場所でもあるだろう。機会があればぜひ足を運んでみてもらいたい。そしてもちろん、源氏物語を読みながら帰路へ。どんどん物語に引き込まれるかと思いきや、朝4時起きだったこの日、途中眠りについたのも仕方がない。
そんな奇跡的な月が続き、エッセイを書く意欲も少しずつ出てきた。
下旬にはArt Book Osaka 2024へ。少し前にお仕事でご一緒したイラストレーターさんが出展していたこともあり、家族で足を運んだ。センスの良い作品ばかりで物欲を抑えるのが少しばかり大変だった。 夜は、シアトルから来日していた夫の友人夫婦と夕食を共に。ベタではあるが、だるまで串焼きを堪能した。
末に近づいたとある日、ようやく止まっていたエッセイに手を加えだした。
ところで連休の目標だが、「VIVANT」全話、「哀れなるものたち」は鑑賞し終わり、残りは見事に目標達成ならずであった。子どもに関しては、1日目から怒ってしまい少々自己嫌悪に。ただ、5月はいつもに増してインプットをした月であった。「バービー」、そして以前本で読んでいた「流浪の月」を追加で鑑賞、本も3冊ほど読了した。来月からも、このインプット量が続くことを切に願う。案件もいくつか並行しており、忙しくなりそうだ。
📰 News
お知らせ
👉 BBAA主催の「日本BtoB広告賞」銅賞受賞
デザインを担当した駿河台大学のスペシャルサイトが日本BtoB広告賞を受賞したとのこと。自分自身このコンテストについて存じなかったので、どの程度のものかあまり分かっていないという残念な感じなのだが……そもそもこれまでアワード等に興味がなく特に何も応募してこなかったデザイナー人生。ゆえに受賞自体ほとんどしたことがないので、嬉しい。
👉「モノコトLab.」デザインとSTUDIO実装を担当しました
ZIZOとしての初STUDIO案件、TKエンジニアリングさんの「モノコトLab.」をリリース。個人としては2つ目。できる・できないことがいろいろと分かってきて、やはり実践は大事だなと実感している。こちらの本サイトと、別件も数件進行しているので、良いものができるよう尽力する次第。
📚 Books That I Read
読んだ本
👉 古くてあたらしい仕事
京都へ行った際に恵文社にて購入、帰りの電車で読み始めた。
「自分の能力を過大評価しないこと」「魂のリサイクル」「内容が素晴らしくても、見た目が釣り合っていなければ本という物の価値を下げる」「お客さんはいつでも、その会社の最新の仕事をとおして、その会社の価値を知る。」などなど、心に留めておきたい言葉たちがたくさん。本をいかに大事に扱い、愛しているかがよく伝わってくる本だった。
余談だが、鴨川で子をエスコートしていた夫が滑って川に落ちてしまったが故に、彼のバックパックに入っていたこの本が濡れてふにゃふにゃになってしまった。悲しみ。
👉 くらやみに、馬といる
「夏葉社日記」の著者さんが一番好きだという本。先月末に購入し早速読了。著者の河田桟さんが、与那国島にてカディという馬と一緒に過ごす時間が収まっていた。薄暗い静かな時間に読むべき本。馬の息づかいや風の音を感じられるような本だった。横に開く仕様も素敵。
👉 言葉にできるは武器になる
1年半程前に数ページ読んで以来、ずっとそのままだったこちらを、末日にようやく読み切った。外に出す言葉の質を上げるには、内なる言葉に目を向けること。そうするにはどうしたらいいか、という内容であるが、やり方としてはジェームス・W・ヤング氏の「アイデアのつくり方」に記載されていた内容と似ている気がした。とにかく書き出し、整理し、時間を置いてまた見てみる、といった流れ。
ご覧の通り付箋がたくさん貼ってあるが、まだ書き起こすまでに至っていない。内容を忘れないうちに書き出さねば。
👀 My Recent Interests
気になっているコト
このDigestの2023年3月号で新たに知ったデザイナーさんとして書かせていただいた一野篤さんが個展を開催されるとのこと。絶対行くっっっ!と意気込んだのも束の間、関西での開催かと思っていたら東京での開催だった。iDIDさんの七夕納涼会と合わせて行くか…?(時間もないが悩み中)菊地敦己さんとのトークショーも気になる、、、。
✍️ Memo
雑記
もう中旬も過ぎてしまったが、ようやくDigestを書き終えることができた。何度スキップしようと考えたか……。今回はぶっちゃげ、意欲がまったくなかったと言ってもいいくらい「書きたい」と思えなかった。現状 興味が英語学習に傾いているのが理由のひとつかな。かと言って英語もガンガン話せるようになっているわけではない。何年も所持しているのにほとんど覚えることができていないDUO3.0をまたやり始めた。そして、Duolingoのリーグがようやくダイヤモンドリーグへ昇格。黒曜石リーグから躍起になり何とか一番上のリーグに昇格したが、途端にランキングにいるメンバーのXP獲得数がエグい。ランキングでトップに上がるよりは、降格しないようにどうにか維持したいところ。
ところで、note創作大賞に応募する予定のエッセイも書き始めた。意欲があまりない状態で締切も迫る中、書き終えられるのかは不明。応援よろしくお願いいたします。
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
何かオススメの本などありましたら教えていただけると嬉しいです(積み続けます)。