The ONIGUILI Digest- Sep. 2023 / Vol.1
朝晩はだいぶ涼しくなってきましたが、日中はまだ暑さが残る9月前半。頭にあったこと、見つけたこと、感じたことを少し記録しておきたいと思います。
今週も1週間、大変お疲れ様でした。明日から3連休ですね。
今回 画像をふんだんに追加していたら予想以上に長くなってしまいましたが、3連休のお供に、ぜひご覧ください。
👇
今回の目次
1. 気になったウェブサイト
2. モノ・コト(愛用しているサニタリープロダクトのデザインについて)
3. 雑記
💻 A Website That I Loved
気になったウェブサイト
こちらのプロジェクトを拝見してから大ファンになったコペンハーゲンのデザイン会社「Spring/Summer」がいつの間にかリニューアルしていました。Instagramによると、8月下旬頃に情報がアップされていたので、最近ですね。7年ぶりのリニューアルだとか。
ところどころ遊びが散りばめてあり、また、画像に貼ってあるセロハンテープやヘッダー/サイドのバナーなどのぼかしも相まって、格好良いのにカジュアル、デジタルなのにアナログを感じるデザインだなと感じました。右上に最新情報等がどんどんStickしていくのも今後の参考に。フッター右下の文言も、ON/OFF時で変わる仕様のようです(Outside working hours. See you! ⇔ We're at work, call us.)。
![](https://substackcdn.com/image/fetch/w_474,c_limit,f_auto,q_auto:good,fl_progressive:steep/https%3A%2F%2Fsubstack-post-media.s3.amazonaws.com%2Fpublic%2Fimages%2F06b870ce-e246-4074-b81a-4a109d7e3bf5_1200x784.jpeg)
![](https://substackcdn.com/image/fetch/w_474,c_limit,f_auto,q_auto:good,fl_progressive:steep/https%3A%2F%2Fsubstack-post-media.s3.amazonaws.com%2Fpublic%2Fimages%2Fa36f1c1c-51d2-4031-9e9d-47f7dd6521d9_1200x784.jpeg)
![](https://substackcdn.com/image/fetch/w_474,c_limit,f_auto,q_auto:good,fl_progressive:steep/https%3A%2F%2Fsubstack-post-media.s3.amazonaws.com%2Fpublic%2Fimages%2Fa2624b9f-917a-4ea7-9d8d-3a87abf0d306_1200x784.jpeg)
プロジェクトページも、それぞれのキーカラーに合わせて背景やテキストのカラーが変わっていて素敵です。タイトルのインタラクションも良き。すべてが好き。
10周年のページがどんなふうになるのか楽しみです。
33の書体からウクライナの歴史や伝統、アイデンティティを紹介するTypefaceのプロジェクト。
それらの書体の中には、キリル文字やラテン文字で構成されたウクライナ語の書体が含まれていて、それぞれの書体ページからダウンロードページへ移動できたり、書体の詳細や背景を探ることができます(参考)。
書体がタロットカードのように見える箇所もあって、カーソルを合わせていく楽しさがあります。サイズの大きいフォントにカーソルを合わせるとパスのように変化したり、スクロールによって、左上のロゴ?部分の文字が変化したりと、仕掛けもたくさんあって引き込まれます。
何より、余白の使い方と文字組(特にジャンプ率)がめちゃくちゃ素晴らしいなぁと思いました。あと、カラーが全般好み。
![](https://substackcdn.com/image/fetch/w_720,c_limit,f_auto,q_auto:good,fl_progressive:steep/https%3A%2F%2Fsubstack-post-media.s3.amazonaws.com%2Fpublic%2Fimages%2F517c21a6-e5d3-4f93-9e75-50e2ef9c28a3_1200x785.jpeg)
![](https://substackcdn.com/image/fetch/w_720,c_limit,f_auto,q_auto:good,fl_progressive:steep/https%3A%2F%2Fsubstack-post-media.s3.amazonaws.com%2Fpublic%2Fimages%2F9c36bb9c-e2eb-4435-acc6-3c8ee1ab104b_1200x785.jpeg)
自分が触れてこなかった言語の書体ですが、ひと文字ひと文字が作り込まれていて、書体デザイナーさんのスキルにリスペクト🙏
☕️ Things That I Loved
モノ・コト
愛用しているサニタリープロダクトのデザイン
愛用している生理用品ってあったりしますか?男性の方はあまり意識を向けない話題かもしれませんが、必要な方にとっては、合う/合わないでどのメーカーのものを購入するのか、自分にはどのサイズが必要なのか、などを吟味して購入している(していた)のでは?と思います。
私の場合も、それこそ最初の頃はいろいろなものを試して今に至りますが、上記の他に、ここ数年は「デザイン」で選ぶ、ということをしています。それが出来るようになったということが嬉しい昨今ですね。
時代が変わって生理用品のパッケージについても数年前から様々な記事が出ていて、企業様たちも試行錯誤している様子が伺えます。興味の無かった方々も、何かのきっかけになるかもしれませんので、是非お目通しいただければと思います。
※ 必要無い方からすると若干生々しい記述もあるかもしれません。ご了承ください🙏
生理用品のパッケージについての参考
🔗「生理用品」のパッケージデザインは、ラブリーじゃなくていい!進化に期待しながら考察してみる
🔗 生理用品のパッケージデザインは、誰のためのものなのか?
🔗 生理はタブーじゃない!デザイン重視の生理用品が増えています
- 01 -
CORA
![](https://substackcdn.com/image/fetch/w_1456,c_limit,f_auto,q_auto:good,fl_progressive:steep/https%3A%2F%2Fsubstack-post-media.s3.amazonaws.com%2Fpublic%2Fimages%2F018ba554-5d98-4da1-a2c9-e1884b80f404_1620x1080.jpeg)
![](https://substackcdn.com/image/fetch/w_1456,c_limit,f_auto,q_auto:good,fl_progressive:steep/https%3A%2F%2Fsubstack-post-media.s3.amazonaws.com%2Fpublic%2Fimages%2Febda6e4e-dd28-42cd-aea3-d40d7e08b351_1620x1080.jpeg)
妊娠中に出会った「CORA」というブランド。実は夫が見つけてきました。購入していた頃はこちらに掲載されているデザインでそれも好きだったのですが(リンク先に記載の通り、品質も最高)、2022年4月頃にリブランディングされたようです。雰囲気がガラッと変わっていて、本当に同じブランドか何度も調べてしまいました。
担当されたのは、ロンドン・NY拠点のデザイン会社「Mother Design」。世界最大のパッケージアワード「Dieline Awards」にてRebrand of the Year を獲得されたとか。
オーガニックでお高めなので、主におりもの用や出産前後のトラブル用として使用していました。
ところで出産後は、本当におりものシートをよく使うようになったのですが、使用するにつれ「これって無駄じゃね?」とも感じてきました。そして最近、無印良品に2枚組布ナプキンがあるとの情報をキャッチしたので、今度そちらを試してみようかな、と考えているところ。近くに無印良品で購入出来るといいなぁ。
- 02 -
saalt
saaltの月経カップに出会ったのは3年と少し前。
妊娠してから出産後まで、1年ほどのあいだ生理が止まっていた身からすると、再開は憂鬱以外の何者でもありませんでした。そして出産後、ママ垢のほうでその憂鬱さをツイートしたところ、在米のフォロワーさんが教えてくださったのがきっかけで知ることになります。私自身は長らくその存在を知らなかったのですが、やはり米国ではほぼ当たり前のよう。
夫に聞くと、有名なのはDivaCupということで(どんなブランドの絆創膏も「バンドエイド」や「リバテープ」と称するように、月経カップのことをDivaCupと言うくらい代表的なプロダクトらしい)、最初はこちらを購入して使用してみたのですが、先のギザギザになっているのが原因ですぐ使わなくなってしまいました。そしてまた月経カップ探しの旅に出ていたところ、Targetでsaaltのパッケージに惹かれ購入。Softというだけあって柔らかく、痛くもなければ使い方も簡単(そして漏れない)。収納するための小さいバッグもオシャレ。大好き。以降、愛用しています。
![](https://substackcdn.com/image/fetch/w_720,c_limit,f_auto,q_auto:good,fl_progressive:steep/https%3A%2F%2Fsubstack-post-media.s3.amazonaws.com%2Fpublic%2Fimages%2F3adf6222-412e-4a6a-850b-a9c37f54ab46_1400x1400.jpeg)
![](https://substackcdn.com/image/fetch/w_720,c_limit,f_auto,q_auto:good,fl_progressive:steep/https%3A%2F%2Fsubstack-post-media.s3.amazonaws.com%2Fpublic%2Fimages%2F33cb2f5a-c7d3-468c-a2d3-503ca7253b9a_1400x1401.jpeg)
saaltのブランディングは、グラスゴーに拠点を構える「Graphical House」とのこと。
月経カップは本当に合う/合わないが激しいらしく、そしてひとつひとつが安くないので、自分にぴったりのものが見つかるまで月経カップ探しの旅に出なければならないようです。そういうこともあって、導入はなかなかハードルが高そうですね……。ただ、ひとたびフィットするものが見つかれば、ムレなどの憂鬱から完全に解放されます。
- 03 -
エリス(elis)
最初に記載した通り「自分に合っていたのがこれだった」という理由で自分は長く使用していますが、デザインに対する意識はやはり、大王製紙株式会社:エリエールの「エリス(elis)」が抜きん出ているなぁ、という印象を受けます(個人的な印象なので、他に素敵プロダクトがあれば教えてください…!)。
詳細は最後に記載しているいくつかの記事を読んでいただければと思いますが、2021年からスタートした、蜷川実花さんが手がける「M / mika ninagawa」とのコラボレーションはかなりインパクトあったのでは、と思います。
自分は長年エリスを使っていた流れでこのコラボ商品を買うのも自然な流れでしたが、自分がそうだったように、手に取った人も気持ちが少し変わったのではないかと思います。
ブランディングやデザインに関わる自分にとっては重要な、当事者の気持ちを実際に味わっているプロダクトです。
🔗 そうそう、こんなデザインの生理用品がほしかったの…!SNSで話題になった限定パッケージの新サイズが登場♡
🔗 本当に生理用ナプキン?蜷川実花さん監修の限定デザインがかわいい!
🔗 生理用品の概念を変えた話題のコラボ!今年は12種の鮮やかなフラワーデザインが登場 「エリス×M / mika ninagawa」コラボデザイン第3弾 数量限定発売
生理用品からサスティナブルなプロダクトへの意識
ここ数年で明らかに意識が変わったと言えます。とは言っても、徹底的に環境を意識して生活しているわけではなく、「最近プラスチックたくさん捨ててるなぁ。どうしよう?」とか、そういうレベルです。ただ、上記のように月経カップに変えたりすることにより、快適になり、かつ環境に良い行動が出来ているなら、本当に気持ちが良いなぁと感じます。捨てる必要のないゴミが出る商品を、わざわざ使う必要はないな、という感じ。
強い意識を持って行動しているわけではないので続けられていること。例えば、
ペットボトルでの水や炭酸水を買うのではなく、浄水器を取り付けて、炭酸水メーカーを準備したり。
保育園では当初、プラスチックの袋を毎日のように捨てていたので、早い段階で防水の巾着に変えさせてもらったり。
何となく、ちょっとした意識から連鎖して行動に繋がっているような気がしています。
なので、今回はちょっと発信してみました。後日noteにもアップする予定。
もっとも、上記のようなことは割と皆さんすでにされているのかもしれませんが😃
✍️ Memo
雑記
今朝お送りしたかったこのニュースレター、仕事が終わらずこんな時間に……。今月はゆっくりする予定だったのですが、そういえば9月は既存クライアントさんの周年記念の準備だったり、キャンペーンの準備だったりと、いつも何かとバタバタしているんでした。毎年忘れます。
先日、Substackを研究していて、「Sections」というカテゴリのようなものが作成出来ることを発見したことをきっかけに、自分が言語化の訓練として書いていきたいこの「The ONIGUILI Digest」と、自己満足の集合体であるエッセイを切り分けてみました。なので今後は別々のニュースレターとして届きます。その他、気付けば忘れている英語学習。夫との会話以外に、簡単でも良いので毎日少しでも、“必ず触れる”ことを目標に書き始めた日記(夫の添削付き)。そしてPodcastも追加出来ることが分かり、自分が更新していくものはすべてSubstackに集約してみました(詳しくはこちら)。X(Twitter)でリンクのプレビューが出ないのが難点ですが、まぁいいか、という感じです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします🙏