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The ONIGUILI Digest- Apr. 17th, 2023

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The ONIGUILI Digest- Apr. 17th, 2023

今回のThe ONIGUILI Digestは、NYで訪れた観光地についてのエッセイ、先日訪れた場所「広島市現代美術館」とIKEDA Sakiさんの展示「夜の園」について書きました。

Apr 17, 2023
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📖 My Life Is an Adventure

語学学校が始まるまでの時間

今日はシトシトと雨が降っていた。
NYに住む人々が傘を差さないというのは有名な話かもしれないが、実際には半々くらいではないか、というのが個人的な肌感覚だ。うちの夫の場合は、土砂降りであろうとキャップとジャケットのみ。傘を一切差さない人間だ。まぁ、夫はシアトル出身なのだけれど。


ニューヨークに降り立って数日間、場所によってはまだ雪が残る通りを歩きながら、そびえ立つビル群にただただ圧倒されていた。

語学学校の授業開始後は学習に専念したかったため、$329で10DAYSのThe New York Passを購入。観光名所やツアー参加が100ヶ所以上出来るということで、2週間ほどの間にあらゆる観光スポットを訪れた。

例えば「TOP OF THE ROCK」。
ロックフェラー・センターの地上70階から、ニューヨークを360度一望できる。
まだ3月とあって、この高さでは凍えるほど寒かったけれど、マンハッタンの広さを目の当たりにし、ビルの合間を縫うように走る通りや、滅多に見られないビルの屋上風景を楽しんだ。

例えば「BEST OF NYC CRUISE by Circle Line」。
マンハッタンを2時間半ほどで1周するクルーズ。
15分前に行くとほぼ満席に近い状況だったが、無事に屋外の一番後ろの席に着席できた。エンパイアステートビルや自由の女神、ブルックリン・ブリッジ、後に近くを何度も通りかかることになるヤンキー・スタジアムなど、観光視点から見た「THE・ニューヨーク」の景色を、普段とは違った角度から見ることができた。

そして「THE HIGH LINE」。
NYを好きになった理由のひとつ、大都会の中にも自然が溢れているという側面。ハイラインはまさに空中の庭園で、ビルの合間からときどき顔を出す壁面アートも同時に楽しんだ。

「911 Memorial」は、メモリアルパークのみを散策した。長蛇の列と、「果たして何を感じるのか」を恐れて足を運ばなかったミュージアムは、今となっては悔やまれる。

他、Intrepid Sea, Air & Space MuseumやMadame Tussaudsなど、友人と行って楽しむ場所にも臆することなくひとりで入場した。それだけ舞い上がっていたのだろう。

美術館や博物館にももちろん足を運んだ。
ホイットニー美術館ではANDY WARHOL展を満喫し、思いがけず遠くに見えた自由の女神像をしばし拝んだ。文句なしのMoMAではあらゆるアートや美術作品に瞬きを忘れ、アメリカ自然史博物館の広さに圧倒されながら、見応えのある展示に時間の有限さを嘆いた。メトロポリタン美術館の建物の美しさに見惚れながら、日本の展示に少々誇りを持ったりもした。それから、フランク・ロイド・ライト氏設計のグッゲンハイム美術館。上下階の移動にストレスを感じずに展示を楽しめる設計には、展示品よりも感動したかもしれない。クーパーヒューイット・スミソニアン・デザインミュージアムは、好みの展示品とフレンドリーなスタッフのおかげで大好物となった。


語学学校が始まる日の前々日、土曜日。
いつものように、勉強するための図書館を探そうとGoogleMapを開いた。そこで偶然にも「セント・パトリックス・デー」のパレードが行われているのを知り、カメラ片手に現地へ。当日が日曜日の場合は、土曜日にパレードが開催されるとのこと。
ブラスバンドチームがグリーンの衣装を身につけ、様々な楽器を演奏しながら歩いていた他、アメリカ空軍の制服やアイルランドの民族衣装・楽器などなど、国旗とともに色とりどりの盛大なパレードに感動し、映画「ドラムライン」を無性に観たくなっていた。

さて、ニューヨークの魅力を少しでもかじることができたつもりだ。明後日からいよいよ学校が始まる。緊張度がMaxだ(To be continued)。


🚶 Places That I Visited

訪れた場所①

🗾 広島市現代美術館

公立館では国内初の現代美術を専門とする美術館としてオープンされたという広島市現代美術館へ。設計は建築家の黒川紀章氏、そして3月18日にリニューアルオープンしたばかりということで、楽しみにしていました。

このリニューアルに伴って、新生タイポ・プロジェクトとして書体デザイナーの岡澤慶秀さん、グラフィックデザイナーの岡本健+さんが2021年から関係資料や近隣地域を調査、新しい館内サイン7箇所を手掛けられたとのこと。元となった看板やサインとともに完成版が展示されていて参考になりました。一番興味深かったのは、様々な場所で見つけた数字をそのまま引用したとされるコインロッカー。とても面白かったです。


🚶 Places That I Visited

訪れた場所②

IKEDA Sakiさん「夜の園」へ

Twitterで拝見した鯨のイラストレーションに惹かれ、少し前からチェックしていたIKEDA Sakiさんの展示を見に大阪へ。

小さい頃に影響を受けた、クリスチャン・ラッセンの絵を見たときのことを思い出しました。空想欲がかき立てられるというか、なんと表現すれば良いか分からないのですが…自分にとっては何だかそういうイラスト。好み過ぎる。

喫茶路地さんの雰囲気も素敵でした。


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